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お母さんの勉強室<国語>

 9日(水)に、中央教室(新宿・本部)で「お母さんの勉強室<国語>」を開催しました。
お母様方に、数教研の国語教材に取り組んでいただき、わたしたちの書く文やことばの中に、
わたしたちの認識・思考がどんなふうに反映されているのか、いっしょに確認していきました。

 動詞述語文・名詞述語文・形容詞述語文のそれぞれについて、文作りをしたのですが、
とくに、名詞述語文に戸惑われるお母様がいました。
「子どもがやっているプリントを、大人のわたしがすらすらできないなんて…」などと思う必要は
ありません。
動詞述語文のときにはすらすらと書けたのに、どうして名詞述語文になると時間がかかるのか、
その理由をいっしょに考えてみましょう、という勉強会なのですから、その戸惑いや感覚を
大切にしてください。


☆           ☆          ☆          ☆          ☆


 そのお母様方が悩んだ文作り。
子どもたちが、これまでの学習でとりくんだ作品のいくつかをご紹介します。
                                     

 【動詞述語文】                           ※( )内は、わたしの心の叫び~

  ぼくは お母さんに おこられて さけんでいます。
      (ああぎょーんそのようすが目に浮かびます汗
  ぼくの花が さいています。
      (「ぼくの」という部分から、大切に育てているという気持ちハートが伝わってきます。)


 【名詞述語文】

  おかざきくんは ドッジボールが強い ともだちです。
      (スポーツが得意な憧れの友達でしょうか)
  さんまは 皮がきれいな さかなです。
      (わたしなら、「おいしい」と書いてしまいそうですが…)


 【形容詞述語文】

  とうがらしは ベロが赤くなるくらい からいです。
      (想像しただけで、涙の出てくる刺激です。)
  全校の教科書は 新しいです。
      (新学期でしょうか。教科書も気持ちも新たに。)
  エンタのかみさまは いろいろなげいにんがでて おもしろいです。
      (思いっきり笑うと、元気になれます。
       でも、いろいろな芸人が出てくるので、芸人は必死です?!)
  学校で 勉強しているときは しずかです。
      (勉強していないときはダッシュ
  ぼくは 外で あそぶくらい 元気です。
      (そうです! 家の中でゲームばかりしないで)
  家に 花があって あざやかです。
      (お母さんが飾っているのかしら花
  おばあちゃんの やさいは しんせんです。
      (おばあちゃんが愛情こめて育てた、採れたての野菜、おいしいでしょうね。)
  時代は 日々 新しいです。
      (子どもたちには輝かしい未来が続き、わたしには追いつけない進歩…)
  一生は ながいです。
      (子どもたちには輝かしい未来が続き、わたしには…)

 ※これらの作品は、かすがにし教室(福岡)、南青山教室(港区)、中央教室(新宿区)の
  子ども達が取り組んだものです。


 中央教室とかすがにし教室のお母さんの勉強室は、すでに終了していますが、南青山教室は
1月2月と続きます右学習会の日程  ご興味のある方のご参加をお待ちしておりま~す。

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虫愛づる姫君

 夏休みが終わりました。
わたしが子どものころは、セミとりに熱中しましたが、今は、くわがたを求めてデパートに?

 M教室のYちゃんは、夏の自由研究に、クモの研究をしたそうです。
虫愛づる姫君(堤中納言物語)かしら。
まあ、わたしだって、今は、キャ~ダッシュなんて、お上品なことを言っていますが、子どもの頃は、
あっちこっち、ちょっかいを出していました。


 数教研の読み方教材には、「ふしぎなくもの糸」(「新心にのこる3年生の読み物」学校図書)と
いうお話があります。
 それから、「小さいころのファーブル」(同上)も、子どもたちが学習する読み方教材の一つです。

 ファーブル昆虫記は、シートン動物記と並んで、我が家の本棚にもあったような。
教科書にも一部載っていたかしら。


 数教研の読み方教材は、そのファーブルの小さいころのお話です。

 数教研では、本文を読み進めるための手助けとして、設問を用意しています。
これは、問題を解くことが目的ではなく、本文にしっかりと目を向けてもらうためのきっかけ作り。

 その設問の中に、
 
 「ごつごつした石ころの道には、へいこうした。」とありますが、この「へいこうした」とは、
 どういうことですか。じてんでしらべて書きなさい。

 というものがあります。

 辞書で調べるだけなら、そんなに難しくないだろうと思われるかもしれませんが、それが、
なかなか難しい問題なのです。

 この本文では、「へいこう」は、ひらがな書きされています。

 辞書をひくと、【平行】【平衡】【並行】【閉口】(小学国語学習辞典/偕成社)と4つの「へいこう」
が出てきます。
 子どもたちの多くは、「先生、たくさんある! どれ書けばいいの?」と聞いてきます。
 でも、すぐには答えずに、「それぞれの意味をしっかりと読んで、それから本文を、前後の文も
含めてもう一度読んで、どの意味でつかわれているか、考えてごらん。」と言います。

 「ごつごつした石ころの」道で、同じ段落内には、いっしょに連れて行ったアヒルの子たちが、
歩きづらそうで、休み休み行ったとあります。

 でも、なかなか難しいのです。


 知らないことば、初めて出会ったことばであっても、前後の文脈から、こういうことかな?と、
予想する、想像する、そうやって、読んでいくということが少ないのかもしれません。


 セミとりをしていたとき、もちろん、ゲームの攻略本のようなものはありませんでした。どこに
行けばセミがいて、どんなふうに網を動かせば、逃げられずにつかまえることができるのか、
ときには、セミに○○ッ○をかけられながら、ひと夏をかけて、学んでいきました。

 すぐに答えを求めずに、ことばの世界を探求していってほしいと思います。

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教室だよりfrom福岡

 きょうは、かすがにし教室(福岡)をご紹介します。

 つぎの文は、かすがにし教室のSくん(小3)が取り組んでくれた0D教材です。0D教材は、主語・
述語を学習する単元です。教材は、【動詞述語文】【名詞述語文】【形容詞述語文】の順に並んで
います。この3つの文のタイプの解説については、「コトバと数学の教育を考える」のP43~を
ご覧ください。
 文中の( )は、Sくん自身がつけた主語のしるしです。

  【動詞述語文】
    (ぼくは) おわらいを見て わらっています。
    (ぼくは) ジュースを のんでいます。
    (ぼくは) ふとんで ねています。
    (ぼくは) 今日 はしりました。
    (ぼくは) つかれて すわりました。

    (カラスが) 空を とんでいます。
    (ぼくは) とぼとぼ あるいています。
    (赤ちゃんが) ころんで ないています。
    (ぼくは) ふくを ぬぎました。
    (ぼくは) 本を よみました。
    (友だちが) 池に おちました。

    (ぼくは) 字を かいています。
    (ぼくは) お母さんに おこられて さけんでいます。
    ぼくの (花が) さいています。
    ぼくの 友だちの (お母さんが) とおりました。
    (ぼくは) 学校へ あそびに いきました。
    (ぼくは) 7時に おきました。

    みんなの前に (先生が) たっています。
    ぼくの (友だちが) 手を ふっています。
    ぼくの (考えが )頭に うかんでいます。
    (ぼくが) 友だちに しゃべりました。
    (ぼくが) たんぽぽを ふきました。
    ぼくの 家の (ドアが) あきました。


  【名詞述語文】
    (ライオンは) こわい どうぶつです。
    (みんなは) やさしい 人です。
    (マグロは) ぼくがすきな さかなです。
    (おざきくんは) ドッジボールが強い 友だちです。
    (ナイル川は) きたない 川です。
    (ひまわりは) 大きい 花です。
 
    (カラスは) くろい とりです。
    (ふじさんは) 高い 山です。
    (おかしは) おいしい たべものです。
    (だいこんは) ぼくが すきな やさいです。
    (サッカーは) たのしい スポーツです。
    (バスは) 長い のりものです。


  【形容詞述語文】
    (けしゴムは) 人より 小さいです。
    (夏は) あせを かく くらい あついです。
    (とうがらしは) ベロが 赤くなる くらい からいです。
    ぜんこうの (教科書は) あたらしいです。
    (エンタのかみさまは) いろいろなげいにんが でて おもしろいです。
    (ぞうのはなは) バナナより ながいです。

    (花は) いろいろな色で きれいです。
    学校で (べんきょうしている時は) しずかです。
    外の (くうきは) さわやかです。
    (ぼくは) 外で あそぶ くらい げん気です。
    家に 花が あって あざやかです。
    おばあちゃんの (やさいは) しんせんです。

 
 ねこ この教材は、主語を考える勉強ですので、最低限、主語だけを書く子どもも少なくない
  のですが、Sくんの文は、かざりことばがたくさんあって、とても楽しい文になっています。
  教室の中で、楽しそうに文を考えているSくんの顔が想像できますね。


 女性 K先生
  かすがにし教室の子どもたちは、静かに集中して学んでいます。
  そのうえ、のびのび自由な雰囲気で、とても楽しく学んでいます。
  だれにもじゃまされず、静かに楽しく、自分のペースで学べる場
  ―それが、数教研の教室です。


 つぎは、Hさん(小5)の作品。品詞を学習する2B教材の、動詞のまとめ、お話作りをして
くれました。

 四葉つぎの動詞をできるだけたくさん使って、お話を作りなさい。
   〔ゆれる・生まれる・食べる・こまる・気づく・読む・ある〕

    ある所に、一ぴきのサルがいました。そのサルは森のおくで生まれました。
   ゆれるゆりかごの中で元気に育ちました。このサルは食べることが大好きです。母さん達は、
   サルに食べ物をあげてしまい、食べ物がなく、こまりました。
    大きくなってやっと、サルは食べ物がないと気づきました。サルは旅に出て、母さん達に
   お礼をいいたいと思い、大金持ちになりました。とても仕事をしたのです。
    母さんが新聞を読むと、これはビックリぎょ 子どもがのっています。
    その後、大金がおくられてきました。その家族は幸せにくらしました。


 ねこ 文法の学習は、話→文→単語と細かく分析していく作業でもありますが、教材の中では
  そうやって確認したことがらを意識しながら、単語→文→話と組み立てていく作業もおこなって
  います。


  最後に、かすがにし教室で先日行われた図形教室のもようを写真で。

   

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名詞述語文in東海

 先週末、名古屋~岐阜~瀬戸~津と、東海地方を旅してきました。電車の中から、いろいろな
川を見ました。

 大きな川ですと、東京から名古屋に向かう途中の大井川。初めて新幹線の窓から大井川を見た
とき、おお、これが有名な『箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川』かぁと。
…しかし、わたしが見る大井川は、川幅こそ広いものの、いつも水量は少なく、容易に渡れて
しまう川のように見えて、あまりイメージがわきません汗 今は治水整備されて、そんなに
水量は多くないのかしら。
 
 わたしの田舎の家の前にも、川が流れていましたが、船や橋を利用しなくても、足で歩いて、
数歩で渡りきれる、本当に小さな川で、そんな川と比べて、「越すに越されぬ」とは、さぞや…と
想像していたのでした。

 同じ静岡県を流れる富士川は、平家軍が、水鳥の羽音に驚いて逃げ出した川ですね。

 名古屋から岐阜に向かう電車の中から見た木曽川。わたしは、数教研の読み方教材
「あほろくの川だいこ」を思い出しました。このお話は、揖斐川の呂久の渡しに伝えられる民話
ですが、揖斐川も木曽川と同じく岐阜を流れる川です。著者の岸武雄さんも、岐阜のご出身だ
とか。

 津に向かう途中でも、この木曽川と揖斐川、そして長良川を渡ったようです。(あとで地図で
確認) 揖斐川と長良川が合流していくあたりでしょうか。長良川は、鵜飼で有名な川ですね。


  新幹線           新幹線           新幹線           新幹線           新幹線           


 今回、おやこ国語教室で訪ねた瀬戸には、瀬戸川という川が流れているそうです。
子どもたちが書いた0D教材の「(    )川です。」に瀬戸川が出てきたので、わたしはその
存在を知りました。みんな、教えてくれて、ありがとう。

 「(    )川です。」といった文は、名詞述語文といわれるもので、説明・解説をするはたらきが
あります。子どもたちが、瀬戸川のことを書いて説明してくれたおかげで、わたしは、瀬戸川の
ことを知ることができました。名詞述語文は、説明する文なんですね。

 一般に、子どもたちの書く作文の多くが、「~しました。~しました。」といった、動詞述語文に
なっていて、なかなか、こういった名詞述語文は出てきません。
 
 それは、名詞述語文を知らないということではなく、何かを説明する、解説するという視点が
少ないからかもしれません。

 遠足のあとの作文であれば、登った山、乗ったバス、食べたお弁当についてなどなど、自分の
行動記録だけではなく、この名詞述語文で、そのものについての説明・解説をするということが
できるでしょう。

 
 おにぎり           おにぎり           おにぎり           おにぎり           おにぎり


 さらに、考えてみましょう。0D教材の①「(  )動物です。」をつかって文をつくると…
たとえば、「(犬は)動物です。」は、文として間違いではありません。しかし、「犬」が「動物」で
あることは、誰もが知っていることです。もし、説明・解説するのであれば、「犬とは、どんな動物
なのか」ということが問題になるのかもしれません。
 そうすると、たとえば「犬は、人間に従順な動物です。」といった文に広げることができそうです。
 
 同じように②「(   )人です。」をつかって文を作るとすると、「(お母さんは)人です。」という
タイプの文を作る子が少なくありません。たしかに、「お母さん」は「人」ですが…。やはり、説明・
解説というのであれば、たとえば「お母さんは、やさしい人です。」など。
(本当は、「お母さんは、こわい人です。」なんてのが多かったりするのですが…)
 
 
 
 いぬ          いぬ           いぬ           いぬ           いぬ


 上で、「(お母さんは)人です。」の例をあげましたが、もちろん、「お母さん」が「人」であるか
どうかが問題になっているような場合は、この文が重要な意味をもってきます。
最近は「お父さんは、犬です。」という場合もあるようですので…

 たとえば、「あれは、山です。」といった場合は、「山」かどうか判断しにくいような風景を見て
つかわれているものでしょうし、箱庭で「この高いところは、山です。」といった場合は、土の
もりあがりを山に見立てようということなのでしょう。
 それが何なのかということを示す文、これらも、やはり、説明している文だといえます。



  にくきゅう           にくきゅう           にくきゅう           にくきゅう           にくきゅう       



 また、この名詞述語文をつかうためには、ある程度の知識も必要です。
  「大井川は、『越すに越されぬ』とうたわれた川です。」
  「揖斐川は、『あほろくの川だいこ』の舞台となった川です。」

 たとえば、ナイル川についての知識がなければ、ナイル川のことは書けません。反対に、
ナイル川に行ったことがなくても、その知識があれば「ナイル川は、アフリカ大陸を流れる世界
最長級の川です。」と書くことができます。

 名詞述語文は、そういう意味で、説明文に多用される文かもしれません。これは、国語の
教科書をこえて、社会や理科でも目にする文ではないでしょうか。

 
 にひひ          にひひ           にひひ           にひひ           にひひ


 今回のおやこ国語教室では、S君(小1)がつぎのような文を作ってくれました。

 「ホモサピエンスは、人です。」 

 「ホモサピエンス」とは、生物としての人間の学名ですよね。すごい! 彼は説明しているの
です。ホモサピエンスということばがあるということ、ホモサピエンスとは、ぼくたち人間のことで
あるということ、ぼくたち人間は、生物の一員なのだということ。

 もしかしたら、S君のお母さんは、息子はそこまで深く考えて書いたわけではない、と思われて
いるかもしれません。しかし、「ホモサピエンス」と「人」をつなげて書こうとした、そのことの中には、
うまく整理できていないにしても、何らかの関連性を意識して、それを表そうとしていたということが
間違いなくあるはずです。S君は、お母さんに、わたしたちに、教えてくれているのです。

 S君の中に、語りたいこと、語るべきものがあって、それが顔を出した一文ではないでしょうか。
すごい名詞述語文だと思います。彼の興味や関心をひきだすスタート地点として、語るという
ことのスタート地点として、この名詞述語文はすてきな一文だと思います。この一文を大切に、
この続きが十分に語られるように、その興味と知識を十分に生かせるように…
 わたしたちは、文作りを通して、そんなお手伝いができればと願っています。

 
 スペード          スペード           スペード           スペード           スペード


 また、このお教室のYちゃん(小2)は、名詞述語文を多用することで、以前に、みごとな説明文を
書いてくれていましたので、ここにご紹介したいと思います。

  ブルーギルは、せとしのどこかの池でとった魚です。
  つりざおの先に、パンくずをつけました。
  すぐに、とることのできるどんくさい魚です。

  オイカワは、せと川でみつけた魚です。
  どんな魚かというと、しゅうだんでおよく魚です。
  うごきの早い魚です。
  図かんで名前をさがしました。だから名前は、まちがっているかもしれません。

  おねがい
  私が、魚をパパとつかまえたのは、ほんとうのことです。でも、とった場所は、パパとの
  ひみつにさせてください。

 

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山です

 数教研の0D教材に、つぎのような主語の学習があります。
 (          )山です。

 これは、名詞述語文です。何かについて、説明・解説する文です。主語の学習ですから、
「『~が』とか『~は』のついたのが主語だよ。」という説明だけで解決できそうですが、
 
 (富士山は)山です。

という文には、少し不自然さが感じられます。確かに、富士山は山なんですが…

 たぶん、日本語を話す日本人のほとんどが、「富士山」が「山」であることは知っているはずです。
ですから、これが文法的には間違いのない文であったとしても、ふだんの生活の中で、わざわざ
こういうことは、あまりないかもしれません。

 もし、いうとしたら、改めて説明すべき特別の事情がある場合。この例については、『新版
日本語学の常識』P18~22に載っています。

 
 では、この文型「(          )山です。」をつかうとしたら、たとえば…

 (富士山は、日本一高い)山です。

 富士山という山が、どんな山であるか、これは、富士山という山についての説明の文です。
 富士山が山だという事実を伝えることよりも、富士山がどんな山なのかという説明をする場面で
よくつかう文型なのではないでしょうか。

 

 ところで、この「(          )山です。」を使って文を作らせると、多くの子どもたちが、
富士山を題材にします。
 
 わたし自身も、やはり富士山を例文につかってしまいます。日本人にとって、富士山は、
やはりシンボル的なのかもしれません。というか、富士山以外の山を、あまり知らない…とか?
 
 わたし自身は、日本海側に住んでいたせいもあるのか、子どもの頃、富士山といっても、
それは知識の上だけで、絵本か写真、はたまた銭湯か…
 
 初めて、本物の富士山を見たのが、いつで、どこだったのか、もうその記憶はないのですが、
それ以上に驚いたのが、東京でも、その富士山を見ることができるということでした。富士山って、
やっぱり大きいんだなぁと、改めて感動。とくに、富士山マニアというわけでもないのですが、
晴れた日に、富士山が見えると、なんだか徳した気分で、うれしくなります。

 日本には、全国各地「富士見」という地名が多いようですね。富士山が見えるということは、
日本人にとって、特別な思いがあるのでしょうか。

 

 わたしが、小学生で、「(          )山です。」を使って文を作るとしたら、何を書くかしら。
知識をつかって「(富士山は、日本一高い)山です。」と書くのか、もしかしたら、母校の校歌にも
歌われていた地元の「立山」と書いたかもしれません。海の向こうにそびえる立山は、本当に
きれいでした。

 立山は海の向こうでしたが、生まれ育ったところは、三方を山に囲まれていて、だから山は
至るところにあって、そういう山の方が身近なものだったはずですが、あまりに当然として、
そこにあったので、山の名前も知らず、改めて、その存在を文にするというのは難しかったかも
しれません。

 東京のこのあたりだと、ビルばかりで、身近な山というのがなく、この作文は難しいかも
しれません。やはり、知識としての富士山か、遠足などで行った高尾山かしら?

 主語の勉強のはずが、子どもたちと山との関係を垣間見る「(        )山です。」の
文作りです。同じように「(        )川です。」も難しい。

 

 写真は、聖路加タワー(中央区)からの風景です。夕焼けの空にシルエットを浮かび上がらせて
いる富士山と東京タワー。この日、この時間は、たくさんのカメラマンが集まっていました。翌日の
新聞に、別の場所ですが、ちょうど夕日が富士山の頂きに沈むのを撮ったものが掲載されて
いました。「ダイヤモンド富士」というそうですね。みんな、これをねらっていたのかしら。

 
 
 みなさんは、「(        )山です。」に、どんなことばを書きますか。

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