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オリジナル絵本

 「さらわれたりゅう」(沼野正子/福音館)は、数教研の読み方教材にもなっている読み物ですが、
この絵本は、残念ながら絶版になってしまっています。ですから、古本や保管のある図書館でしか
見ることができません。
 文字だけを見れば、ひらがなばかりで、小さな子でも読めそうなお話ですが、もともとが今昔物語
をもとにしたお話なので、ことば(文字あるいは音声)だけでは、十分にイメージするのが難しい
ものかもしれません。絵があると、イメージの助けになっていいですね。なんとか、古本等で
探し出したいものです。

 が、なかなか出回っておらず…。教室の先生たちは、「じゃ、子どもたち自身で絵を描いて、
絵本にしてしまおう!」という活動に広げています。

 つぎの作品は、神奈川のI教室のSちゃん。当時小3だった女の子です。
(枚数が多いので、本文部分と絵の何枚かは省略させていただきました)

 表紙

 池の底深くりゅうが住んでいた

 雨ごいのおまつり

 とんびに化けた天狗

   
                                      へびになったりゅうをつかまえた天狗
 岩の隙間に閉じ込められたりゅう

  村にむかってとんでいくとんび

 井戸水を飲んでいるおぼうさん

 岩山に連れてこられたおぼうさん

 脱出したりゅうとおぼうさん

 激しい雨が降り出した

 大喜びで踊る村人

 
 
 竜や天狗やとんびやお坊さんは、何か参考になる絵がないと難しいかもしれませんね。でも、
Sちゃんのように、上手に描けなくてもいいと思います。絵の上手い下手ではなく、ことばを
手がかりに、自分でイメージしてみる、その作業がとても大切なのだと思います。その場面の背景、
登場人物の位置関係は、文章に書かれてあることばから判断しなければなりません。絵を描く
ためには、そういった、ふだんは何気なく読んでいる部分にしっかりと目をむけなければなりません。
 
 また、これも数教研の読み方教材としている「少年と子だぬき」には、そのプリントに道と橋と
川の位置関係が地図としてのっています。こんなふうに、少し絵や図にしてみると、きちんと整理
できる部分があるのではないでしょうか。

 少し気になる部分を絵に描いてみる、そんな読み方をしてみてはいかがでしょう。

| 子どものことば | comments (1) | trackback (x) |

コメント

さらわれたりゅうの絵本紹介

| すーけんネコ | EMAIL | URL | 2009/02/09 04:12 PM | M96AtPyo |

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