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花咲か

 東京では、ソメイヨシノが満開の時期を迎え、先週末、お花見に出かけた方も多かったのでは
ないでしょうか。

   

 つねづね、不思議だなぁと思っているのは、桜は、葉よりも花を先に咲かせること。
子どものころ、学校や家の庭に植えた植物は、まず芽を出し、葉を広げてから、花を咲かせました。
ですので、花というものは、葉っぱが出たあと咲くものだと思っていました。ところが、桜は、
いきなり花を咲かせて、そのあと葉を出します。(葉と花が同時に出るものもありますね。)

 

 ほんの数週間前までは、枯れ木のごとく、何の色彩もなかった木が、ある時期、一気に花を
咲かせて、賑やかになります。「花咲かじいさん」は、本当にいるのかもしれない。
その「花咲かじいさん」が、あちこちの木に花を咲かせてまわっているに違いないと思わせるような
変身ぶり。

  
 
 先月の合同研究会で、「かさこじぞう」についてお話してくださった岩崎京子さん。
前日の国語の分科会(漢字教材発表)にもご参加くださり、そのとき、『花咲か』という本を
くださいました。この時期にぴったりのお話!

 

 『花咲か』(偕成社)は、1973年に出版された本で、日本児童文学者協会賞を受賞しています。
駒込の植木屋に奉公に入った常七が、それまでは大名など一部の人間の楽しみだった桜の花を、
町の多くの人たちに見せてあげたいと、江戸の町のあちこちに、ソメイヨシノを植えていくお話です。
 
 

 史実か虚構か、その間を行ったり来たりする、そんなおもしろさが、この本にはあります。
ソメイヨシノは、東京の染井村(駒込のあたり)が発祥といわれていますが、その駒込の植木屋に
奉公に入った常七。
 今、東京で、これだけのソメイヨシノが楽しめるのは、常七のおかげ?なんて、思ってしまうお話。
この木も、この木も、常七が植えたものかしら、などと思いながら、今年は桜を楽しみました。
 
 

 ソメイヨシノ以外にも、桜には、さまざまな種類があるんですね。交配種など600種以上あるの
だとか。(ここにも、いろいろな写真を載せましたが、名前がまだ整理できていません汗

 

 みなさんのところにも、花咲かじいさんは、やってきましたか?

| 四季折々 | comments (1) | trackback (0) |

コメント

すばらし花の写真、ありがとうございます。
ことしは花見に出かけませんでしたが、行ったような気分になれてしあわせです。
ソメイヨシノは、葉が出る前に花が咲きますが、ヤマザクラは、花と葉が同時に生育します。花の色の色もあわいので、ソメイヨシノのようなあでやかさはありませんが、より風情があります。
常七が、ヤマザクラを植えていてくれていたら、東京の春は、もっとすばらしかったろうにと思うのは、へそまがりでしょうか?

| corot. | EMAIL | URL | 2009/04/08 08:47 AM | M96AtPyo |

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