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タイの美しい

 布と音楽を鑑賞してきました。

 千葉市美術館で「タイの美しい布~瀧澤久仁子コレクション 祈りをつづる染と織」が開催されて
いたので見に行ってきました。

 

  メモ タイ・デーン族、タイ・ダム族、タイ・ルー族など、いくつかに分かれたタイ族は、早くから
  定住が進んだためか、総じて織の技術に優れ、複雑な織模様を表わし、天然染料による
  美しい染色 の技術を持っていました。母から娘へ伝えられて来た技術と民族の美意識は、
  タイ族の布に 力強く印象的に表れています。衣服は立体的な裁断や縫い合わせがないのが
  伝統的ですが、その一枚の平らな布を身にまとう時、素晴らしい造形となって我々の前に
  立ち現れるのです。 

   メモ また現在ではタイ文化圏の国々は仏教国として知られていますが、民族には古代より
  自然界に精霊が存在するという信仰が根強くあり、このような仏教以前からの信仰が、
  タイ族の美しい織文様の中に表現されてきたことも見逃せません。自然、神を擬人化した
  人型、頭が象で体は獅子であるという動物など、それらは民族が伝えてきた災いを退ける
  祈りの表れでした。                     (千葉市美術館のホームページより)

 
 「神を擬人化した人型、頭が象で体は獅子であるという動物」だけでなく、蛇や龍、菱形など
にある、信仰的意味にも興味を惹かれました。デザインとして美しいだけでなく、そういう文様に
こめられた祈りや願いを知ることができました。

 このコレクションは、瀧澤久仁子さんという染色家によるものですが、
 (以下、千葉市美術館のホームページより)

  メモ ランナー朝の古都チェンマイに暮らし、一枚の布-タイ・デーン族のパービエン(肩掛け)-
  と出会ったことをきっかけに、タイ族をはじめ多様な民族の美しい布を丹念に見出し、膨大な
  コレクションとして遺しました。

  メモ 瀧澤コレクションの概要は、すでに「太陽と精霊の布」展(2004年 千葉市美術館ほか)
  において公開され、その美意識に多くの方々が感銘を受けました。本展覧会は、さらに
  コレクションの調査を進め、瀧澤氏が最も愛したタイ族の布文化という視点を深めようとする
  もので、多くが初公開となる選りすぐりの191点により構成されます。



 この展覧会の関連イベントとして、タイ音楽家による伝統楽器の演奏会がありました。

 音符ティティポン・カンティーウォンさんによる「メコンの精霊」
 
 メコンとは、チベット高原に源流を発し、中国雲南省を通り、ミャンマー・ラオス国境線、タイ・ラオス
国境線、カンボジアを通じて、ベトナムに抜ける大河のこと。
(同じ名前のウイスキーもあって、タイにいたころ、よく飲みました汗
 
 当日のプログラムを。( )内は楽器名。

  1.朝の霧(クルイ)
  2.ヒマラヤ(サロー大)
  3.少女のための子守唄(ピンピア)
  4.メコン河の流れ(スン)
  5.ナーガ(サロー小)
  6.稲の神(ピィホーム)
  7.二つの小さな川の合流(スン)
  8.大いなる海へ(サロー小)

 いずれも、タイの伝統楽器での演奏でした。

 

  音符サロー    中国の二胡に似た北タイに伝わる伝統楽器。ボディはココナッツシェルで 
           できている。
  音符ピンピア   一時、演奏できる人が8人という絶滅寸前までいった幻の弦楽器。
           ココナッツシェルを胸部にあて、音をその中で共鳴させる。奏でる音は
           やさしい。
  音符スン     ギターに似た北タイの伝統楽器。
  音符クルイ    竹もしくは木で作られたシンプルな笛。伝統音楽の中では特に自由に
           音を操ることができる楽器で中心的メロディを奏でる。アジア独特の
           方法で演奏され、音が途切れることがない。
  音符ピィホーム ひょうたん笛。タイ・ルー族の伝統楽器。


 どれも、すてきな音色でうっとりとしましたが、わたしは、特に、ピィホームの音に驚きました。
コンサートのあとは、ティティポン・カンティーウォンさんとお話する人、珍しい伝統楽器を間近に
眺める人など。

  

 さて、このコンサートが行われたのは、千葉市美術館内にある「さや堂ホール」
昭和2年に建てられた旧川崎銀行千葉支店(後に三菱銀行千葉支店)の建物を保存したもので、
豆の鞘のような作りというのでさや堂の名があるそうです。千葉市の文化財に指定されている
そうで、たしかに趣のある建物でした。

  

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