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教科研・国語部会

 第8回 教科研・国語部会 入門講座のご案内

 教育科学研究会・国語部会が半世紀もの ながきにわたってつみあげてきた研究と実践の
遺産をわかい世代に継承していこう。こうした決意で02年にはじまった夏の入門講座も、
8回目となります。

四葉日時:2009年6月20日(土)13:00集合(~18:30)
              21日(日)9:00~(12:00解散)

四葉会場:平和と労働センター全労連会館 中会議室

四葉費用:3500円

四葉内容:1日目
        講座1 物語文の読み 作品をどうとらえ、授業をどう組むか
             (『お手がみ』・ローベル等を例にしながら)
        講座2 文学作品の読みの実践『お手紙』(光村2年)
        講座3 言語指導の実践

      2日目 
        講座4 『小学生のにっぽんご』テキスト案とその解説 
             第10章 たいど
        講座5 第11章 動詞のなかどめ


ねこ参加ご希望の方は、数教研事務局(浜野)までお知らせください。
 申し込み先をご案内いたします。

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お母さんといっしょ

 毎月の指導者向け英語と国語の学習会。今週は、火曜日に英語学習会があり、明日は国語
学習会です。英語学習会では、子音と母音の話をしました。

 英語は、たとえばbookのkのように子音で終わる単語があります。ときどき、学校の英語の先生
の中に、「英単語にカタカナで読み方を書いてはいけません」とおっしゃる方がいます。「書かない
と覚えられないのに~」と思ったりするのですが、そこにはちゃんと理由があるはず。
 
 たとえば「ブック」と書くということは、最後のkは子音ではなく、母音をともなったkuになってしまう
ということ。カタカナで書くことで、それはもう日本語の発音になってしまうということなんですね。

 日本語は、母音もしくは子音+母音で、必ず最後に母音がつきます(実際には、子音だけで
発音していることばもあるのですが、あまり意識しませんね。)その日本語の特徴と、子音の
存在を知らないと、bookをブックと書くことの問題点に気づくことができないかもしれません。
 
 

 というわたしが、気づくことのできなかった人間のひとり。

 タイに行って、タイ語を教わったとき、そのときは、タイ文字ではなく、カタカナ書きだったの
ですが、その表記の意図することがはっきりとは理解できませんでした。

 たとえば、「ペーン(グ)」のグは( )の中に入っています。これは、グ[gu]と発音してはいけない
ということ。子音のgだけ。( )は子音の発音だけど、日本語のカタカナで書くと、母音をともなって
しまうので、その母音は抜いて発音してね、ということ。

 が、当時は、「グと言うつもりで、でも声にだしちゃいけない。」という程度の理解だったように
思います。

 

 日本語の音は、いつも母音がいっしょだけど、外国語には子音ばかりがつながっていたり、
子音で終わっていたりする単語があるということ。

 そのことに気づくきっかけとして、数教研では、ローマ字教材を用意しています。ローマ字学習は、
パソコンを打つためだけでなく、日本語の音について確認する教材でもあるのです。

  

 今年10回目となる、タイフェスティバルが、先週末、代々木公園で開かれました。
レストランブースが70店ほど、物産ブースが40店ほど、ドリンクブースが10店ほど、その他、
タイ大使館やNGOなどが集まる、とても賑やかなイベントです。さらに、タイ舞踊や、タイの
アーチストの演奏、タクローなど、タイ文化に触れることもできます。

 

 が、とにかく人が多いのです。昨年度は来場者が30万人以上だったとか(だれが、どんなふう
に数えているのでしょう…) 広告を打っているわけでもないのに、どこで知って、こんなに人が
集まってくるのでしょうか。今年は、曇り空で今にも雨が降り出しそうという感じの天候でしたが、
それでもたくさんの人、人、人。
 
 長い行列に並んで、お目当てのタイ料理を注文して、忙しく料理をするタイ人の間から、タイ語が
聞こえてきて。それが、聞き覚えのある単語だったりすると、ちょっとうれしくなり。

 

 このタイフェスティバルは、この後、全国各地で開催されます。
(今は、インフルエンザ感染の心配もありますから、今後の開催がどうなるかはわかりませんが)
みなさんも、タイの雰囲気を味わいに、出かけてみませんか。

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舎人

 黄菖蒲がたくさん咲いている、舎人(とねり)公園に行くのに、昨年開通した舎人ライナーに乗り
ました。新しい路線で、ゆりかもめなどと同じ無人運転です。ですから、先頭の運転室部分がなく、
チビッ子たちの楽しい指定席となっています。

 
 
 ところで、数教研の鷺沼教室のある沿線は、地形がイメージできる駅名ですが、この舎人
ライナーの走る路線は、それとは違って、ちょっと興味のわく駅名が続きます。

 

四葉まず、「舎人」というのが興味深いですね。辞書を見ると、「舎人」とは、

  1.皇族・貴族に仕えて、雑務を行なった下級官人。律令制下には内舎人・大舎人・春宮舎人・
    中宮舎人などがあり、主に貴族・官人の子弟から選任された。舎人男。舎人子。
  2.平安時代、貴族の牛馬などを扱う従者。
  3.旧宮内省式部職に属した名誉官。式典に関する雑務に従事した。
  
  (大辞林)とあります。

 この路線の「舎人」は、地名として、この近辺にあったものだそうです。由来は、この辞書にある
ようなことと関係したものなのでしょうか。

  

四葉「谷在家(やざいけ)」駅。
 「在家」とは、集落をあらわすことばなのだそうです。
 谷・在家、西新井村袋・在家、などのように、周辺には○○在家があったそうです。

  

四葉「高野(こうや)」駅
 (たかの)であれば聞きなれたことばなのですが、(こうや)だと、おやっと思いますね。
高野山(こうやさん)と関係あるのでしょうか。
 
 

四葉「江北(こうほく)」駅
 荒川(当時、現隅田川)の北部に広がる地域であることからつけられた地名のようですが、
「江」という字をつかうと、なにか中国の地名みたいですね。
まあ、「江戸」ということばもありますから、不思議ではないでしょうが。

 

 どんな由来があるのだろうと想像しながら乗る電車の旅(といっても20分弱なのですが…)でした。

| 四季折々 | comments (0) | trackback (0) |

つつじ

 大型連休も明け、小1の子どもたちの学校生活にも、少しずつ落ち着きが出てきたころでしょうか。
数教研のお教室でも、小1の子どもたちの入会がありました。この時期は、学校生活に慣れる
のが一番、むりをせず、楽しくすごしてくれたらと思います。

  

 数教研に通う小1の子どもたちも、この時期は、ひらがな学習が中心となります。すでに、
一通りのひらがなが書ける子もいれば、鉛筆をもち始めたばかりの子も。

 一通り、ひらがなが書ける子には、清音・濁音、拗音、長音、促音などの表記について確認
をしていきます。

  

 入学を機に、鉛筆をもち始めたばかりという子にとっては、字の書き方というところから、
指導していくことになりますが、バランス、字形というのは、難しいですね。
ひらがなを一通り書けるという子も、「を」なんかは書きづらそうです。

 

 就学前に、ひらがな学習を始めるという場合は、五十音順というよりは、字形のやさしいもの、
書きやすいものからの練習になるかもしれません。

 たとえば、『かな文字の教え方』(須田清/むぎ書房)は、少し古いものですが、とても興味深い
内容です。その中に、たとえば字形に注目した指導として、

 a 一筆がきグループ(「く」「つ」「し」)
 b ふたつの部分の対立で構成されているもの(「り」「こ」)
 c むすびのあるもの
 …といった分け方を示しています。

 

 こういった字形に注目した指導というのは、他でもいろいろ言われていて、いろんなかたちで
書籍やドリルになっていたりもしますね。「つくし」といった文字と単語を最初に練習させる
というのも、よく聞きます。

 

 『かな文字の教え方』は、こういった字形に注目した指導を、幼稚園児のための文字指導として
紹介しています。

 しかし、わたしが興味をもつのは、音節の意識化から始めて、清音・濁音、拗音、長音、促音
などの指導について書かれてある部分であり、この本の中心となっているところです。

左先ほど、少し古いものと書きましたが、アマゾンで調べてみると、07年にも出ているようです。

 

 小1のひらがな学習の時間は、以前に比べると短くなっているようですし、十分に定着しない
うちに、すぐに漢字やカタカナが入ってきます。とりあえず書ければよいだろうという感じで、拗音、
長音、促音や、助詞についてじっくりと学習するという時間は少ないかもしれません。

 

 慌てず、あせらず、そういった部分こそていねいに、数教研ではひらがな指導を進めて行きたい
と考えています。

 

 (今回の写真は、つ・つ・じ。上手に書けるかな。)

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ファの音

 ディズニーランドに行ったり、遊園地でジェットコースターに乗ったり、あるいは見頃のネモフィラの
花を見に行ったり…そんなふうにして、5月の連休を過ごされた方もいたことでしょう。

 そういった連休中のできごとを、作文や日記に書いた子どもたちがいたかもしれません。
そして、そのとき、カタカナ表記で悩んだ子どもたちがいたのではないでしょうか。「ディ」「ジェ」
「フィ」といったカタカナ表記は、カタカナを教わる1・2年生の国語の教科書には出てこないよう
なのです。

   

 「きゃ・きゅ・きょ」などを、拗音(ねじれた音)といいますが、1年生で、ひらがなを学習し、
その中で、拗音を学習します。そして、カタカナの学習に入るのですが、そこでは「ファ・フィ・フェ・
フォ」といった表記は教わらないようなのです。

 ひらがな・カタカナ学習に出てくる拗音は、イ段の文字に、小さな「ゃ・ゅ・ょ」(ア段・ウ段・オ段)を
つけたものです。

   

 カ行のイ段は「き」…「きゃ・きゅ・きょ」
 サ行のイ段は「し」…「しゃ・しゅ・しょ」
 タ行のイ段は「ち」…「ちゃ・ちゅ・ちょ」
 ナ行のイ段は「に」…「にゃ・にゅ・にょ」
 ハ行のイ段は「ひ」…「ひゃ・ひゅ・ひょ」

  

 ところが、「フィ」は、ハ行のウ段に、小さい「ィ」をつけたもの。上のルールに当てはまりません。
こういった表記は、外国語を表記するときに用いるものということのようなのですが、わたし自身、
いつ・どこで覚えたものなのかはっきりしません。先ほど、小学校と中学校の国語の教科書を
ざっと見たのですが、こういった表記についての説明は見当たりませんでした(きちんと探せば
あるのかもしれませんが)

  

 チラシや看板などから、自然に覚えていったものなのでしょうか。

 音楽の時間には、ドレミファソラシドと、「ファ」の音が出てきますし、そうそう、「ファンタ」なんて
飲み物が子どものころは好きでしたから、「ファ」の表記は見慣れたものだったかもしれません。
 
  
 
 ところで、「ファ・フィ・フェ・フォ」は、真ん中に「フ」を入れると、「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」と五つの
母音がそろいます。「フ」という音は、「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」の系列ではなく、「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」
の系列なのかもしれません。そういえば、ローマ字でハ行を書くと、他はhなのに、「フ」だけはf
ですね。fa・fi・fu・fe・foと、やはり「フ」は「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」の系列なのかもしれません。
 
   

 ちなみに、大昔のハ行音は、今のような発音ではなく、「パ・ピ・プ・ペ・ポ」や
「ファ・フィ・フ・フェ・フォ」と発音されていたそうですね。

 「ファ・フィ・フェ・フォ」といった表記は、今は、外来語の音を表記するときにしかつかいませんが、
実は、大昔の日本でもつかっていた音だったんですね。

  青空+ネモフィラ+菜の花 (ひたち海浜公園)

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