数教研ホームページへ /   NEWEST /   

紅葉狩り

 採って食べるわけではありませんが、紅葉狩り。
関西の方では、もみじの天ぷらというのがあるそうですね。

  

 平安時代などは、実際に、葉っぱを手折る、そして歌を詠んだりしたのだとか。
 
 

 真っ赤に色づいた葉っぱを、目で楽しむ。
今は、目で楽しむだけでなく、それを写真に収めようとする人々。
わたしもその一人ですが…

 

 どこそこが見頃と聞けば、会心の一枚を求めて、出かけていく人々。
動物を追いかけて、狩りに出かけるハンターと同じかもしれません。

 

 紅葉真っ盛りの地は、そんな狩人でいっぱいです。
ゆっくりと自分の目で楽しみたいという人には、少々、煩わしい存在かもしれません。

 

 紅葉は、日の光の当たり方によって、様々な表情を見せてくれます。ですから、時間ごとに
その美しさが違ってきて。だからこそ、同じではない、その美しさを、何かに残しておきたいと
思うのかもしれません。

 

 絵を描いている人たちもいましたが、手段こそ違え、同じ思いなのでしょうか。

 

 先日、福岡に出張したのですが、
 朝の時間、駅前のコーヒーショップで、年配の女性が二人、窓から見える黄色い銀杏並木を
見ながら、わたしの隣で話しています。どうやら、これから俳句か短歌の会に行く途中のようで、
季語について、あれこれと。

 

 吟行(ぎんこう)というのでしょうか。景色の良いところや名所にでかけて、歌を詠み合うもの。

 

 わたしが、写真を撮るようになって、考えるようになったのは、どこをどんなふうに切り取れば、
自分が見たその美しさを残せるのだろうかということ。(カメラも実力も伴わず、なかなか
そうならないのがつらいところですが汗
 今のわたしは、写真によって、その一枚を切り取ろうと思っているわけですが、ことばをつかった、
短歌や俳句という切り取り方にも、魅力を感じています。
 
  高幡不動尊

 自分の目で、写真で、絵筆で、ことばで、その一枚を切り取りに、今年最後の紅葉狩りに
出かけてみませんか。

| 四季折々 | comments (0) | trackback (0) |

音楽会

 15日(日)に、浜離宮朝日ホールで行われた、東京ブロックフレーテンコーアの第28回目の
コンサートに行ってきました。

 ブロックフレーテとはドイツ語でリコーダーのこと。
 リコーダーといえば、小学校の音楽の時間を思い出しますが、いろいろな種類(大きさ、つまり
音域の低いものから高いものまで)があって、それが幾重にも重なり合って、曲を奏でます。

 日本やドイツなどでは、教育用の楽器として普及していて、子どもの楽器というイメージが強い
リコーダーですが、古典音楽の演奏は、へえ~、こんな曲も演奏できるんだという驚きでいっぱい
です。子どもの楽器というイメージで終わってしまうのはもったいないですね。せっかく、日本中の
ほとんどの子どもが手にする楽器なのですから、こういったコンサートの機会をふやして、
その魅力を広げていってほしいなぁと思いました。

 今回の演奏を聞いていて、わたしは、小鳥のさえずりみたいだなぁと思いました。小さなくちばし、
大きなくちばし、いろいろなくちばしをもった小鳥が、大きさ順に一列に並んで、さえずっています。
 
 リコーダーというのは、「記録するもの」(recorder) の意で、小鳥の声を模して演奏する習慣が
あったからなのだとか。


    音符               音符               音符                音符                                                   


 つづいて、17日(火)&18日(水)と出張で出かけた福岡で。

 前々から気になっていて、いつか行ってみたいなぁと思っていた福岡アジア美術館
 いつか、いつかと、場所を調べることもなく、今回も出かけたのですが、夕方、ホテルに向かう
駅を降りると、そこに、福岡アジア美術館の文字が。
右に導かれ、ホテルに向かう出口とは別の出口に。見れば閉館は8時、まだ間に合うダッシュ

 ちょうど開館10周年を記念した展覧会が開かれていて、アジア各国からの作品が並べられて
いました。
 
 お行儀よく並ぶ作品を、お行儀よく鑑賞するというものではなく、鑑賞者参加型というのでしょうか、
こちらから関わりをもつことで完成する作品も多く。

 美術館といえば、ふつうは、静かに見るものなのでしょうが、ここでは、いろいろな音が聞こえて
きて、向こうの方では、鑑賞者たちのにぎやかな声も。

 最初は、なんてお行儀の悪い、マナー知らずの鑑賞者だと思っていたのですが、わたしもそこに
行って納得。鑑賞者の声や音に反応して動く作品でした。

 美術館などで、部屋の隅にそっと座る係員。ふつうは、騒いだり、作品に触ったりする鑑賞者を
注意する役目なのでしょうが、ここは違います。恐る恐る手を叩くわたしは、「もっと大きな音で
たたいて~」とアドバイスされ。にぎやかな美術館。

 ピアノの鍵盤をたたいたり、暗闇や、個室に入り込んだり、つぎは何が起こるのか、わくわく
ドキドキの美術館でした。

| ネコのつぶやき | comments (0) | trackback (0) |

いろは

 紅葉前線も、いよいよ都内に達したようです。

  

 もみじの名前の一つに、「いろはもみじ」というのがあります。
葉っぱが、手のひらを開いたときのようになっていますが、この手のひらの指にあたる部分を、
「いろはに…」と数えたことが由来なのだとか。

  

 「いろは」といえば、日光の「いろは坂」。
48のカーブを、いろは48音に例えたのが由来だそうです。

  

 わたしが、学生時代に住んだ街には、地名のあとに「イ」や「ロ」というのが、ついていました。
地名に、いろは順を用いた例でしょうか。初めて見たときには、少し驚きました。


 
 「いろは」といえば、すべての仮名の音を使って作られた歌ですね。

    いろはにほへと ちりぬるを  (色は匂へど 散りぬるを)
    わかよたれそ つねならむ   (我が世誰ぞ 常ならん)
    うゐのおくやま けふこえて  (有為の奥山 今日越えて)
    あさきゆめみし ゑひもせす  (浅き夢見じ 酔ひもせず)

 

 全ての仮名を使って作られた歌というのは、他にもあるそうです。たとえば、「あめつち」
 
    あめ つち ほし そら        (天 地 星 空)
    やま かは みね たに       (山 川 峰 谷)
    くも きり むろ こけ         (雲 霧 室 苔)
    ひと いぬ うへ すゑ        (人 犬 上 末)
    ゆわ さる おふ せよ        (硫黄 猿 生ふ 為よ)
    えの(ヤ行のえ)を なれ ゐて  (榎の 枝を 馴れ 居て)

 

 これは、最初に書いたいろは歌が普及する以前に、手習い歌として使われていたものなのだ
そうですが、時代が下って、明治時代には、「とりな歌」というのも。
 
   とりなくこゑす ゆめさませ    (鳥鳴く聲す 夢さませ)
   みよあけわたる ひんがしを   (見よ明け渡る 東を)
   そらいろはえて おきつへに   (空色映えて 沖つ邉に)
   ほふねむれゐぬ もやのうち   (帆舟群れ居ぬ 靄のうち)

 

 平成の時代にも、あるようですよ右現代いろはうた
 みなさんも、いかがです?

 (写真は、昭和記念公園・日本庭園にて)

| 四季折々 | comments (0) | trackback (0) |

重陽の節句

 菊の季節です。
少し前の話になりますが、10月26日は、旧暦では9月9日。重陽の節句でした。
菊の花が咲くころなので、菊の節句とも言われています。

新暦の9月9日はもうずい分前のことですが、旧暦で考えると、花の時期とぴったり合ってきます。

  

 さて、重陽の節句。
五節句(1/7・3/3・5/5・7/7・9/9)の一つで、「重陽」は「ちょうよう」と読みます。
「重」を辞書で調べてみると、音読みには「チョウ」と「ジュウ」の2種類があります。

  

 漢字には音読みと訓読みがあり、子ども達にとって、2種類の読み方を覚えなければならず、
苦労するところです。その上さらに、音読みにも、何通りかの読み方がある、とは…

  

 一般に、音読みは中国から入ってきた発音で、訓読みは和語などがもとになっているといわれています。
その音読みに何通りかの読み方があるというのは、中国の発音に、何種類もあったということ?

  

 音読みには、その伝わってきた時代によって、呉音・漢音・唐音などがあるそうです。
「重」の場合は、「ジュウ(ヂュウ)」が呉音で、「チョウ」が漢音だとか。

  

 この呉音・漢音などの間には、ある法則があるようです。その例をいくつか。

  ① b→h 「判」ban(伴奏)→han(同伴) 「貧」bin(貧乏)→hin(貧血)
  ② d→t 「土」do(土用)→to(土地)   「台」dai(大地)→tai(舞台)
  ③ m→b 「木」mo(木材)→bo(木刀)  「武」mu (武者)→bu(武士)
  ④ n→d 「男」na (長男)→da(男子)  「内」na(内閣)→da(境内)
  ⑤ e→a 「家」ke(家来)→ka(家族)  「化」ke(化粧)→ka(化学)
                                             ……などなど。

  

 漢字というと、視覚的な情報に意識が行きがちですが、その音に注目してみると、おもしろい
法則が見えてきますね。

 ところで、「菊」の読み方「キク」は、訓読み?音読み?
そこにも法則が。

 (写真は湯島天神&新宿御苑)

| 四季折々 | comments (0) | trackback (0) |

NEWEST / PAGE TOP /   

MODE

  閲覧形式: ゲストモード

USER ID:
PASSWORD:

ARCHIVES

<< 2009年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

CATEGORIES

PR

SEARCH

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACK

PROFILE

OTHER