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お母さんの勉強室in南青山

数教研・南青山教室(小口先生)では、以下のような「お母さんの勉強室」(4回シリーズ)を開催
いたしました。

  四葉第1回 算数学習に必要な概念の学習 ~算数嫌いにさせないために~
      (内容対象:年長、小1、小2)

  四葉第2回 初等数学としての算数の学習 ~意味をきちんと理解する~
      (内容対象:小3、小4、小5)

  四葉第3回 数学的リテラシーと数学教育 ~高校数学までを考える~
      (内容対象:小6、中学生以上)

  四葉第4回 認識思考の発達と国語の学習 ~今、国語教育に求められるもの~
      (内容対象:全学年)

わたしは、この第4回目(国語)でお話をさせていただきました。
勉強会のあと、小口先生より、つぎのような感想を兼ねたご報告を、SNSの日記にいただきました


  女性楽しく終了いたしました。

  言葉ってなんだろう。なぜ国語教育として言葉の教育が必要なのか。
  学校や受験塾と違う国語教育は何を目指しているのか。

  ものの見方、気づき、考え方、すべての言語に共通する文法etc.、話題にはことかきませんが、
  限られた時間の中で、子どもの認識や発達に言葉の教育がどのようにかかわっているのかを
  考えていただけたと思います。

  お母さま方にも、動詞述語文、名詞述語文、形容詞述語文に主語を入れる問題をやって
  いただいたのですが、簡単そうに見えて実は難しいということを実感していただきました。

  そして、なぜこの問題が難しいのか、この問題に向き合うことで子どもにどのような気づきを
  促しているのかをわかっていただけたと思います。

  来年度もまたおかあさんの勉教室をやりますね、と締めくくりました。

  まずは、お母さんにも楽しく学ぶことを実感していただくのが一番です。



3・4月と、世田谷区・東大和市のお教室でも、「お母さんの勉強室(国語)」を開催いたします。
お近くにお住まいの皆様のご参加をお待ちしております。
お気軽にお越し下さい。

| 連絡帳 | comments (0) | trackback (0) |

見えている?

今回の桜は、寒桜です。
つい最近まで、桜といっても、3月下旬から4月上旬に咲く、ソメイヨシノのことしか知りません
でした。
桜には、何百種類もあって、1月から咲き出すもの、中には秋に咲く桜もありますが、
こんなにたくさんのいろいろな種類の桜があるとは、最近までまったく知らなかったのです。

その種類と咲く時期を知るようになると、ああ、あの道には、そろそろあの花が咲くかなと、
今まで無意識に歩いていた道も、新たな視点で見ることができるようになります。

 

何かを知ることで、見えてくるものがある。

 

むかし、いろいろな人に地図を描いてもらい、その人の興味によって、その地図がどんなふうに
違ってくるのかという研究について聞いたことがあります。

たとえば、本を読むのが好きな人は、書店などを目印に描くけれど、花が好きな人であれば、
花屋を目印に描く、というふうに、その人の興味によって、意識し、記憶する場所が違ってくると
いうようなものだったと思います。

同じ道を歩いていても、見えているものに違いがあるんですね。

 

具体的なモノが見える、ということだけでなく
そのモノの変化を利用して、別の見えていないものが見えてくるということもあるのかもしれません。

花の写真を撮るようになったわたしは、その見ごろの時期が、例年と比べて、遅いのか早いのか、
その違いからも、季節の変化、気候の変化を感じるようになりました。

先日の英語学習会では、「わたしは天気予報ではなく、庭木の葉っぱの変化で、寒さが厳しくなる
かどうか、気づくことが多いわ」という先生がいらっしゃいました。

 

庭木もなければ、庭木に対する知識もないわたしは、もっぱら天気予報で確認ですが、
そこで見る天気図。
あれも、見えないものを見えるようにしてくれるものといえるでしょうか。

梅雨前線とか、寒気団とか、(詳しくないので見当違いかもしれませんが)
実際の空には、目に見える線も幕もないはずですが、いろいろな情報を数値化することで、
その箇所を、線や幕として(NHKでは「春ちゃん」とか「冬将軍」とかいうキャラクターが登場して
います)表現してみせているのかもしれません。

  

ことばはもちろんですが、数学も、見えていないものを見えるようにしてくれる便利な道具だった
のかもしれないなぁと、テストのためだけに勉強していた時代がすぎて思うのです。

あの人には見えていて、わたしには見えていないもの。
同じ風景も、果たして、自分にはどこまで見えているのか。
せっかく見るのであれば、いろいろなものを、深く、じっくり味わいたい。

カメラという道具を通して、初めて見えるようになった、この桜の花のように
ことばや数学を通して見れば、今まで見えていなかった何かが見えてくるのかもしれない。
そんな楽しみのために、子どもたちといっしょに、わたし自身も、ことばや数学の勉強をしていき
たいなぁと思うのです。

| 四季折々 | comments (0) | trackback (0) |

緋色

一般的に、桜といえば、3月下旬から4月上旬に咲く、染井吉野(ソメイヨシノ)でしょうか。
しかし、沖縄で桜といえば、寒緋桜(カンヒザクラ)。
緋寒桜(ヒカンザクラ)とも言いますが、彼岸桜(ヒガンサクラ)と区別がつきにくいため、
寒と緋を逆転させて、こう呼ぶようになったのだとか。

 

「緋」とは、濃く明るい赤色のことだそうです。
日本では大和朝廷時代より、官人の服装の色として用いられ、紫に次ぐ高貴な色と位置づけ
られていたものだとか。
また「平家物語」などでは、緋威(ひおどし)の鎧というのが出てきます。

 

この寒緋桜、東京都心でも見ることができます。
その中でも、もっとも早く開花するのが、荏原神社(品川区)です。
2月上旬ですでに満開。

ですが、この時期にサクラが咲くというのは、ふつうにはイメージしにくいようで、
また、花の色が濃いためか、「あら、梅かしら」とつぶやく人も少なくありません。

梅にも桜にもいろいろな品種があって、それが同時期に咲いていると、もう区別が難しいかも
しれませんね。

 

「梅は咲いたか 桜はまだかいな」という歌がありますが、これは、端唄といわれるものです。
端唄とは、三味線音楽の一種。
江戸後期から幕末にかけて江戸で流行した、三味線伴奏の小編歌曲、だとか。


ふつうには、梅が咲いて、そのあと桜、という順番かもしれません。
数教研の2D教材に「梅は散った。桜は満開だ。」という文があります。

が、これから、寒桜や河津桜なども見ごろを迎えます。
「梅も咲いたし、桜も咲いた」
いよいよ春です。

| 四季折々 | comments (1) | trackback (0) |

対称なことば

みなさん、「鬼はぁ~外~」と豆まきはされました?
きのうは節分。そして、きょうは立春ですね。

立春の早朝、禅寺では厄除けのために門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があるのだ
そうです。この文字は、縦書きすると左右対称になり、家に入ってきた鬼が、振り返ったとき、
裏から見ても「立春大吉」となっているので、ありゃ、こっちの家にもまだ入っていなかったと、
逆戻りして出て行ってしまうのだとか。おもしろい話ですね。

でも、数教研の読み方教材「ないた赤おに」を、わたしは思い出して、この鬼さんがちょっと
かわいそうになってきました。

  作:中央教室1年生boys
 上ふだんは図形学習で利用しているものです。


さて、左右対称、ちょっと違いますが、回文を思い出しました。

朝のテレビ番組で、ときどき流れている歌「こたつたこ」
「くらげらく」「えいのいえ」といった回文が、アニメといっしょに出てきます。
そのアニメが何ともユーモラスで楽しめます。

わたしが幼いころに出会った回文、これは漢字ですが 「上から読んでも山本山。下から読んでも
山本山。」 海苔のCMでした。

数教研の研究会だより373号には、「ニワトリとことりとワニ」と題して、回文の話題が出ています。
(その中には、11の2乗=121、111の2乗=12321、…111111111の2乗=
12345678987654321なんて話も。おもしろいですね。)


和歌にもあるそうです。

 四葉長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな
  (なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな)

お正月に、七福神の宝船の絵を枕の下において、この歌を唱えて寝ると、吉夢が見られる
のだとか。

 

中国の戯曲「邯鄲記」というのも回文になっているそうです。
といっても、前から読んでも後ろから読んでも同じ、というのではなく。

  梅題遠色春帰得       
  遅郷瘴嶺過愁客       
  孤影雁回斜          
  峯寒逼翠紗          
  窗残抛錦室
  織急還催織          
  錦官当夕情          
  啼断望河明 

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