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当研究室は、数教研・国語科顧問の言語学者であり、かつて大東文化大学で言語学を研究した鈴木康之名誉教授を中心に、数教研の国語教材の充実と指導の向上をめざす場として、また若手の言語学研究者の研究の場として活動しています。
わたしたちは「国民のための科学としての言語学」を提唱し、社会的な貢献ができる言語学を研究しています。その一つが、子どもたちへの国語教育であり、数教研での実践(文法教育を中心に)研究です。
一般に、文法教育というと、いわゆる学校文法の「未然・連用・終止…」といった活用形や、まぎらわしい品詞の識別学習がイメージされます。
こういった文法教育は、ことばについての形式化・形骸化された知識が先行してしまっていて、認識・思考の道具としてのことばの本質の教育という点がなおざりになっているのが現状です。
数教研では、子どもたちの認識・思考をどう整理し、育てていくのかという観点で、文法教育をとらえ、そのための教材と指導法を研究しています。こういった文法教育は、学校文法とはまったく別のもので、これまでほとんど研究・実践がされてきませんでした。 わたしたちは、これを「国際的な言語学」と言っていますが、より普遍的で、理に適った文法理論だといえるでしょう。
子どもたちへの国語教育に生かすために、こういった文法教育の理論と実践の研究をおこなうのが、当研究室の目的の一つです。
さらに、当研究室には、研究者を目指す若手も多く参加しています。「言語学研究の集団主義」を掲げ、「ひとりで研究やったって限度がある。ともかくみんなでもって言語学をやっていこうという言語学研究の集団主義。だから、どんな人でも、言語学研究をやりたい人がいれば、一緒にできる仕事があるはず。」という考えのもと、これまでも、たくさんの研究者を育ててきました。
現在も、修士・博士号の取得を目指す学生や、大学の若手研究者が、当研究会で鈴木康之の指導を受けています。
最近一年の成果としては、08年10月にお茶の水女子大で、09年3月に大東文化大学で、それぞれ学位「博士」を取得しました。
こういったさまざまな研究成果が、お互いの研究にも反映され、また、それは数教研の文法教育にも生かされいます。言語学を研究する者が、お互いに刺激しあい、成長することのできるのが、当研究室です。
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